シャンパンを飲むと頭がよくなる?!記憶力アップのお酒

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お酒というと、一般的に、健康によくないものというイメージですね。

しかし、中には頭がよくなる、記憶力を助長するはたらきがあると考えられているお酒もあります。

それは、なんと、シャンパンなのです。

動物実験で証明されたシャンパンと神経細胞の関係

2013年、イギリスの大学は、年老いたラットを使った実験を発表しました。
ラットは8匹ずつ3グループに分けられ、それぞれにシャンパンを混ぜた餌、他のアルコール飲料を混ぜた餌、ノンアルコールの餌が与えられました。

6週間後、迷路を使った記憶力テストを行ったところ、シャンパンを混ぜた餌を与えられたグループが一位になりました

ラットの脳の海馬をしらべたところシャンパンを与えられたグループは、細胞膜を安定化するタンパク質であるジストロフィン(dystrophin)および、シナプス伝達や可塑性の働きと関係のある環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(CNPase)などの割合が、他とくらべて多くなっていることがわかりました。

 

↑ジストロフィン、CNPaseの抽出結果のグラフ。左端がノンアルコール、真ん中がシャンパンを与えられたグループ、右端がアルコール飲料のグループの結果になります。(https://pdfs.semanticscholar.org/a1fe/0c076e79fdb78975fdaaac4ae3008f5a3486.pdfより)

シャンパンの効能のもと フェノール酸

この実験は、フェノール酸が空間記憶に及ぼす影響を調べるために行われました。

フェノール酸は、シャンパンや発泡ワインを作る際に使われるブドウの皮に含まれています

研究者たちは、シャンパンにふくまれるフェノール酸は、神経細胞に直接作用し、細胞間のコミュニケーションを改善し、脳内の電気信号を運ぶ神経が再生するよう促す可能性があるとしています。
また記憶形成を司るニューロンのアポトーシスによる減少量と、体内のフェノール酸の量に関わりがあるのではないかとしています。

アポトーシスとは一部の細胞があらかじめ遺伝子で決められたメカニズムによって,なかば自殺的に減少する現象です。

オタマジャクシのしっぽがなくなったり、人間の指が5本分かれることも、アポトーシスによるものです。

そして、脳の神経細胞が減少する理由でもあるとされています。

 

一体シャンパンをどのぐらい飲めば効果がある?

この発見はアルコール好きが多い欧米で特に注目されるニュースになりました。

欧米は日本と違ってアルコール分解力が高い人種が多く、下戸があまりいません。そのため飲みすぎてしまい、アルコール中毒で悩む人が多いです。社会的な影響を考えれば無理もないことでしょう。

研究者たちはあわてて、まだ可能性であるとしながらも、一週間に一、二杯のグラスを飲む程度で効果があるとしました。

その程度の量なら、アルコールの害をあまり気にせず楽しめそうですね。

 

そもそもフェノール酸ってなに?

体によいお酒というと、日本では赤ワインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
赤ワインに豊富に含まれるポリフェノールが、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つと考えられていますね。

このポリフェノール、実はポリ(たくさんの)+フェノールという意味だったのです。植物が含有する、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基をもつ成分を指します。

フェノールで検索すると、鉱物から抽出される有毒物質が一番にヒットしますが、それとはまた別のものなんですね。

このポリフェノール、たくさんの種類がありますが、主流をなすのがフラボノイドフェノール酸です。

フラボノイドにはベリー類に含まれるアントシアニン韃靼そばに含まれるルチンのほか、タンニン、緑茶に含まれるカテキンもこれに属します。


体によい効能を持つものが多いものの、一方で人体に吸収されにくい性質を持つのがフラボノイドです。

 

フェノール酸は上記したシャンパンや発泡性ワインに含まれるもののほか、コーヒーに含まれるクロロゲン酸があります。

 

wikiによると、ポリフェノールは食物繊維や5大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)に次ぐ栄養素として、現在、細かい研究が行われているといいます。今後が楽しみな栄養素ですね。

 
https://stayingsharp.aarp.org/art/nourish/17/champagne-memory.html
https://www.forbes.com/sites/nextavenue/2013/06/05/how-bubbly-can-boost-brain-power/#1b548d737e2e
https://pdfs.semanticscholar.org/a1fe/0c076e79fdb78975fdaaac4ae3008f5a3486.pdf

植物ポリフェノール含有素材の開発―その機能性と安全性 (食品シリーズ) 有井 雅幸

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